2009年10月19日 (月)

NHKラジオに寄稿しました

こんにちは、橋爪です。大変ご無沙汰の更新です。

今回タイトルにもなっていますが、先日NHKラジオのご担当氏より、下記のメールをいただきました。(※氏名のみ伏せて原文のまま転載)

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はじめまして。私はNHKラジオセンターでディレクターをしております○○○○と申します。HPを拝見し、是非番組にご参加いただけないかと思い御連絡をさせていただきました。

ご参加していただきたいと考えているのは、NHKラジオ第1放送で「私も一言!夕方ニュース」という夕方5時~7時までの番組です。(http://www.nhk.or.jp/hitokoto/)
この番組は、毎日一つテーマを決めて、3~40分間、一般の人達のご意見を交えながら、議論し認識を深めていく番組です。
そこで、明日「安売りの先に何があるのか~スーパー生き残りをかけての闘い~」というテーマで放送をするのですが、小売業をご経験された橋爪さんが、今の激変をどう見ていらっしゃるか、その視点をぜひ番組の中で反映できないかと考えております。先程ネットで調べていてブログを拝見し読ませていただいております。今日の明日でご対応可能かどうか難しいかもしれませんが、賢い市民、賢い消費者との建設的なパートナーシップを組める小売業のあり方を考えていく上で、橋爪さんにも番組にご意見を寄せていただき、それを一般の人達にご紹介できないかと考えております。もしもお時間があり、また番組にご興味がありましたら、折り返し御連絡いただければ幸いです。

NHKラジオセンター ○○○○
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そして、生放送の時間でのインタビューは別の予定があるため無理ですが、寄稿という形であれば結構ですよ… と担当氏に電話したところ、

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番組は、「‘安売り’の先に何があるのか? ~激変するスーパー・コンビニの今~」という内容になります。ご依頼は、元小売業界で働いていた、というご経験、ご体験に基づくご意見を番組のHPまでメールで文章でお寄せいただければということです。
消費者目線からだけでなく幅広い目線をもったご意見をご紹介しながら、議論を深めていければと思っています。

①スーパーから消費不況をどう見つめていたか
②プライベートブランドが売り場を席巻していくことを、現場にいた立場からどう思うか
③小売とメーカー、小売と消費者の今後のよりよい関係をどう考えるか

この内容について、http://www.nhk.or.jp/hitokoto/のHPからメールを送っていただくか、もしくは私のこのメールにご返信いただいてもいずれでも結構です。よろしくお願い致します。
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とテーマに関する質問をいただきました。

出張中であったため、モバイルにて短時間でまとめて寄稿しました。
短時間で作成した原稿のため、今読み返せば、「もうちょっとこうしたほうがよかったかな…?」とか、思うこともありますが、NHK担当者に返信した原文をそのまま転載いたします。(※文字色はブログ用に変更しました)

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>①スーパーから消費不況をどう見つめていたか

売り手側がお客様の変化についていけていないだけだと思います。
昨年と同じ取り組みをしていたら売上は下がって当然なのが小売の世界ですが、お客様が景気悪化で急スピードで変化しているのに対し、小売側の変化がついていっていないのが現状です。ニトリ、ファーストリテイリング(ユニクロ)などはその変化に対応するのが早いため、不況を不況と感じていない企業ではないでしょうか。

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>②プライベートブランドが売り場を席巻していくことを、現場にいた立場からどう思うか

お客様は同一価値ならばより低価格に、価格が同じならより価値のあるほうに流れます。従って、プライベートブランド(PB)が売場に大量に出て行くことは必然的であると思います。
同じ販売価格でもPBは利益率が高く、メーカー商品は利益率が少ない現状では、PBの販売比率を上げることが、小売業の生き残るひとつの方策ですから。

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>③小売とメーカー、小売と消費者の今後のよりよい関係をどう考えるか

消費者は商品を見分ける目を持たなければいけないと思います。ネット社会でだいぶ商品についての情報が入手しやすい世の中ですが、まだまだ活用できている人はごく一部でしょう。
メーカーは卸・小売と協業することで生き残る道と、独自の付加価値を追求して生き残る道のいずれかになると思います。
小売は、本来の「お客様の声を聞いて品揃えする」基本を追求すべき。現状は棚割りもメーカー・卸に握られ、単なる場所貸しになっている企業が多いように感じます。
消費者・メーカー・小売業者それぞれが自立しなければいけないと思います。

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このように寄稿させていただきました。

実際の生放送は関東地区だけのようですので、聞くことはできませんでしたが、ラジオという今ではマイナーになってしまったメディアの中でも、番組製作のためにいろいろと取り組まれているんだなぁと感心いたしました。

最近はファーストリテイリングのGUから始まった激安ジーンズ戦争が話題になっていますが、皆さんはどう思いますか…?

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2009年7月 1日 (水)

クレームを未然に防ぐ(その1)~クレーム発生のメカニズム

こんにちは。橋爪です。

更新頻度は相変わらずペースが上がらないのですが、過去に書いた記事をめがけてGoogleやYahoo!の検索がヒットし、かなりアクセスをいただいております。
この記事も検索エンジンから発見して見ていただいている方がいらっしゃいましたら、是非、人気blogランキングへの投票をお願いします! →→→投票!!←←←

いろいろブログのアクセス解析を見ていると、「クレーム対応 マニュアル」という検索ワードで、過去記事の「クレーム応対のマニュアル」を見に来られる方が多いようです。

いろいろなビジネスシーンでクレームはつきものですが、皆さんその対応に苦慮されているんだなぁということが伝わってきます。

そこで、「クレームを未然に防ぐ」をテーマに記事を書いていきます。

そうはいっても、実際の所、なかなか難しいですよね。

しかし、考え方はいたってシンプルです!

クレームを防ぐには、「お客様が期待するレベルを下回らないこと」これに尽きます。

クレームというのは、お客様がその商品やサービスに期待するレベルを大きく下回る場合に発生します。

わかりやすく考えるために、お客様の期待レベルを仮に数値化し、「50」とします。それに対し、実際にお客様に提供したサービス・商品のレベルも数値化し並べたとき、提供されたレベルが「50」であれば、「期待通り」ですが、「20」「30」だと期待を大きく下回り、クレームとなります。

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<お客様> <サービスレベル> 【お客さま】 
            80     ← 感動!!
            70     ← 大満足!!
            60     ← 満足!
  期待値 →   50     ← 期待通り
            40     ← 不満!
            30     ← クレーム!
            20     ← クレーム!
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これが、クレームを発生させるメカニズムです。

お客様の期待が高い場合は、同じレベルのサービスをしてもクレームにいたるレベルが上がります。「50」のレベルのサービス・商品を提供しても、クレームになってしまします。
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<お客様> <サービスレベル> 【お客さま】
            80     ← 満足!
  期待値 →   70     ← 期待通り
            60     ← 不満!
            50     ← クレーム!
            40     ← クレーム!
            30     ← クレーム!
            20     ← クレーム!
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逆に、お客様の期待が低い場合は、クレームに至りにくくなります。そして、「50」のレベルのサービス・商品の提供でも、大満足していただけます。
------------------------------------------------
<お客様> <サービスレベル> 【お客さま】
            80     ← 感動!!
            70     ← 感動!!
            60     ← 大満足!!
            50     ← 大満足!!
            40     ← 満足!
  期待値 →   30     ← 期待通り
            20     ← 不満!
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ただし、このような低いサービスレベルに対しお客様がお金を払って買っていただければ…、という前提になります。当然、期待値が低いサービスには、お客様はあまりお金を払いませんよね。

どうでしょうか?
クレーム発生のメカニズムがなんとなくイメージできましたでしょうか?
このメカニズムは別に小売業に限ったことではなく、どの産業にも当てはまるのではないかと思います。

そして、このイメージをつかんでいれば、「クレームを未然に防ぐことも、または、逆に大量に発生させることもできる。」といっても過言ではありません。

お客様が期待するレベルを下回らないこと

非常に単純なことですので、ぜひ覚えてください。

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2009年6月23日 (火)

セブンイレブン 独占禁止法違反にて排除措置命令について

こんにちは、橋爪です。

以前、「セブンイレブン公取委調査」について思うこと という記事を書きましたが、ついに公正取引委員会からセブンイレブンが排除措置命令を受けましたね。

すべて目を通したわけではありませんが、いくつか目にしたテレビ報道では、
「セブンイレブンFC加盟店への値引き制限『不当』」
「弁当販売値下げ解禁」
「値下げにより廃棄量が削減されエコにつながる」

などの捉え方をした報道が多いように思いました。

そこへ来て、値引き販売をしたいFCオーナーのインタビュー映像などが流れ、テレビだけを見ていると、
【コンビニが値引き販売を開始し、廃棄が無くなる】
ように感じてしまうことでしょう。

正しく報道して欲しいなぁと思うのは、「値引き制限=不当」ではなく、「値引き制限を不当に行った」ことでの排除措置であるということです。

FCオーナーには脱サラしてFCに加盟したオーナーも多いことと思います。
そして、儲かると思って家族を巻き込んで始めたものの、思いのほか厳しく、家族みんなで一生懸命働いても、FC本部にロイヤルティとしてほとんど吸い取られ、苦しい思いをされているのではないでしょうか。

そんな方が、コンビニの本質をわからずに、今回の排除措置命令を「値引解禁」と捉え、値引きし始めると、ほとんどの店が数ヶ月後から、さらに非常に苦しい思いをし始めるのではないかと思います。自分で自分の首を絞める「苦しみの悪循環」が始まるのです。

すべきことは「値引」ではなく「発注精度の向上」だけです。

コンビニのビジネスモデルを理解し、その強みを生かした営業をすべきではないでしょうか。

本部も本腰を入れて発注精度の向上を行ってほしいと思いますし、優れたコンビニビジネスモデルの維持のためにも、廃棄の発生の責任分担として、損失の補填は行うべきと思います。

(早速報道発表があったようです…さすがですね)
http://www.sej.co.jp/corp/news/2009/pdf/062303.pdf

また、廃棄は減らせても毎日ゼロにすることは不可能ですので、これには値引き販売と違ったアプローチでの対策をすべきではないでしょうか。
すでに、廃棄弁当を回収し家畜の飼料化を進めている企業もあるようです。

前回の記事の時も、いろいろコメントをいただきました。
今回もお気軽に感じたことをコメントいただけると嬉しく思います!

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2009年2月21日 (土)

「セブンイレブン公取委調査」について思うこと

こんにちは、橋爪です。
大変大変長らく更新をしておりませんでしたが、気が向いた時に更新しようと思い、
今回「セブンイレブン公取委調査!!」のニュースを見て、気が向きましたので、少し思った事を書いてみようと思います。

セブンイレブンとは、誰もが知っているコンビニエンスストアですね。
日本にコンビニという業態を導入・開発し、定価販売なのにもかかわらず、日本の小売業のトップになった企業です。

コンビニはスーパーやディスカウントストアと違い、安さではなく便利さを切り口にした小売業態です。そして、その便利さを維持するために粗利率の高い収益モデルが作り上げられていきました。それゆえに値引きをしないのです。

値引きをするとどうなるのか…

  1. 一時的にはロスが減るため、仕入費用が回収できる
  2. 仕入費用が回収できるため、発注が甘くなり仕入量が増えがちに…
  3. 在庫量が多くなるため、店頭に売れ残り、鮮度の悪い商品が目立ち始める
  4. 値引きが慢性化し、「あそこのお店は8時以降には安くなる」と値引き目当てのお客さんが定着
  5. 値引き前には値引きのタイミングを見計らったお客さんがウロウロしだす
  6. お客さんも店側も値引きに慣れてしまい、値引きしないと売れなくなる

このように、一時的なメリットはありますが、中長期的にみると、粗利率が低下するモデルへとどんどん変貌していきます

また、当然に「値下げの作業」が店舗作業として加わります。
コンビニの店内作業は、一人でレジや品出し、発注、総菜作り、掃除などいくつもの仕事をしなければならない所にさらに値下げ作業が加わるのです。

値下げというのは、直接利益を操作する行為ですので、アルバイト店員に任せることは経営者としてはリスキーなことではないでしょうか?
アルバイト店員がお友達にだけ値引きして販売するなどは、日常茶飯事になるような気がします。

今回、訴えたFCオーナーは、セブンイレブンを訴える前に、

  1. コンビニエンスストアのビジネスモデルを正しく理解すること
  2. すぐれた需要予測システムを過信しすぎず、地域の需要を肌で感じて精度の高い発注を、日々行うこと
  3. 廃棄する「もったいない」という心の痛みと、「仕入費用が回収できない」という経理上の痛みを正しく感じ、従業員教育に生かすこと
  4. 集客力を上げる努力をすること

などを、地道にやることが必要なのではないでしょうか?

これらを地道にやってもなお立ち行かない現状もあるかとは思いますが、値引き販売すれば解決するという問題ではないと思います。

コンビニFC本部としても、廃棄に回る分の仕入費用の内、FCオーナーの責任範囲外の分に関しては補填する制度を設けるべきではないでしょうか。
少なくとも、どれだけ努力しても収支が安定しない立地への出店を認めた分の責任は、本部側が持ってしかるべきだと思います。

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2008年6月24日 (火)

長らくお休みしておりました

こんにちは、橋爪です。

半年もお休みしていました。

資格取得&仕事が忙しくなり、なかなか記事を書く時間が取れなくなっていました。

以前にも書きましたが、このブログの運営ポリシーとして、私の日記のような短い記事ではなく、

  • 単なる日常の気付きだけではなく、その気付きからどう売場を変えるかまでを記事にする
  • 問題提起だけではなく、その解決策の具体案も記事にする
  • 自分の過去の経験から、法則化できるものを探し記事にする
  • 特定の商品に偏らず、衣食住すべての商品の担当者へヒントを与える
  • 経験の浅いパートさんでも分かるように、噛み砕いて記事にする

このように考えていたために、まとまった時間がないと記事が書けなくなってきておりました。

ホンネのところでは、小売現場から離れ3年が経過し、最新の生の情報が無くなってきたことも大きいのですが・・・

ただ、日々思うところもありますので、少し運営ポリシーを変更しようと思います。

今までのポリシーに加え、

  • 日常のニュースや世の中の動きから、小売業に従事される方へのヒントを記事にする
  • 部下を持って売場管理をされる方へのヒントを記事にする
  • 小売業の将来に向けた要望を記事にする

こんな視点でも記事を書いて更新していこうと思います。

不定期更新で、記事も短くなるとは思いますが、これからも応援していただける方、ぜひこちらをクリックしてください。
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2007年11月19日 (月)

偽装表示に学ぶ

こんにちは、橋爪です。

大変大変ご無沙汰しております。仕事と資格取得のための勉強に時間を割かれ、ブログ更新までなかなか気力が回りませんで、ずーとサボっておりました。資格試験が終わりましたので、ボチボチと更新していきますので、お付き合いください。

今、食品の偽装表示がブームです!

皆さんがニュースでご存知の通り、
産地偽装、賞味期限・消費期限偽装、成分表示偽装・・・

こんなものはブームになってもらっちゃ困りますね。

皆さんがご存知の事例は、
経営トップが自ら主導、もしくは、黙認をして偽装状態を続け
→それを良く思わない内部のものからのタレこみで発覚
→マスコミの集中砲火に遭い
→事業継続不能状態
となる顕著な例です。

経営者が主導・黙認することから、マスコミの集中砲火を浴びるのですが、一般人からすると「何故そんなことをするのだろう・・・?」と思ってしまいますよね。

大手企業を中心に多くの企業では、雪印食品・日本ハムの牛肉偽装などから、偽装発覚が即会社の危機となることを学び、リスク管理の一つとして従業員に対してのコンプライアンス教育を行っております。

そんな企業にお勤めの方には信じられないかもしれませんが、中小零細企業においては、厳しい経営状況から経営トップ自ら、短絡的に利益につながる行動をとってしまうのです。
結果的に見るとハイリスク・ローリターンなのですが、経営状況を常に把握し、営業数値に日々目を見張らせている人間にとっては、利益に結びつく行動として即刻利益につながる魅力に負け、偽装に走ってしまうのでしょう。まさに偽装は麻薬です。

このブログをご覧の小売業に勤める方にとっては他人事ではありません。

もし、上司から営業数値に関して厳しいノルマを課せられ、そのプレッシャーが日々のしかかってくる状況になったら・・・

厳しい状況において、偽装に走るということは、自らの努力をせずに、お客様を欺くことです。

偽装に走る前にすべきことはあります。

在庫管理の精度を上げる・・・廃棄すべきものは廃棄し、一旦は痛みを味わうこと。その上で少しでも廃棄を減らすべく、発注の精度を上げること。

販売力を上げる・・・売り方(販売方法・販売のタイミング・売価・販売場所)を変えること。

商品力を上げる・・・より日持ちのする商品にするため、生産方法・材料・パッケージ・配送などの見直しを行う。

などなど、これらの努力を日々行い続けることです。

その努力をせずに、その未熟さからくるリスクをお客様に押し付けてはいけません。偽装をしたとしても、短期的な利益にこそ結びつくかもしれませんが、これらの努力を続けた企業との競争に敗れるのは必須です。

小売業に勤める=商売のプロ

ですので、プロフェッショナルとして偽装に逃げず、努力していきましょう。

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2007年9月13日 (木)

ごぶさたしております

こんにちは、橋爪です。

大変ご無沙汰しております。

アメリカ出張から戻ってきてから、はや2ヶ月・・・
新潟中越沖地震や、なんやかんやで、仕事が忙しく、
まとまった時間が取れません(-_-;)

あまりにも更新できないので、「日記風にただ思いついたことだけ書いて更新しようかなぁ」という誘惑もなくはないのですが、このブログの運営ポリシーとして、小売業に勤める方々に役に立つものにしようという思いで、更新頻度より内容の充実を目標にいたしております。

10月後半には、某資格試験を受験しますので、その勉強もあって、こんなほったらかし状態になっていますが、更新を放棄したブログではありませんので、更新なき場合は過去ログでお勉強ください。

これからも応援よろしくお願いいたします!

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2007年7月12日 (木)

アメリカ出張日記②

こんにちは、橋爪です。

前回に引き続き、アメリカ出張日記です。今、こちらは早朝の4時です。

前回の記事でウォルマートへ行ってきた話しを書きましたが、昨日、ウォルマートへ行ってきました。前回ご紹介した店(オマハ新店)とは違いカンシルブラフス店です。

前回5分ほどしか店内にいなかったので、あまりよく見てませんでしたが、昨日はもう少しゆっくりと見ることができました。

夜10時過ぎに行ったためか、商品補充タイムのようで、通路には商品のダンボールを積んだパレットがドカドカと置かれて行きます。パレットはハンドリフトを使い運んでいます。お客さんがいても、お構いなしにどんどん運んで通路にバラ撒いていってます。

24時間営業なので、お客さんの少ない夜間の時間帯に、一気に補充陳列するのでしょうね。

今回、多少じっくり見ましたが、あまり目新しいものはなかったように思います。品揃えは日本でも手に入りそうな MADE IN CHINA 商品が多く、値段も為替レートを1$=\120で考えても、日本のイオンなどで売っている価格と大差ありません。

アパレル商品の色使いはビビッドカラーが多く、アメリカらしい感じがしましたが、全般的に、ウォルマートの店舗段階でのいろいろな取り組みは、もうすでに日本にも定着しているような気がしました。

ただ、ウォルマートのすごいのは、店舗を支える情報システムと物流ですから、この面は店舗を見てもわかりませんでした。

帰国後、今回のアメリカ見聞をまとめようと思いますので、今回はこの辺で・・・

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2007年7月11日 (水)

アメリカ出張日記①

こんにちは、橋爪です。

今回の更新は、なんと!出張で来ているアメリカ アイオワ州カンシルブラフスという町のホテルからの更新です。

以前、「IKEAに行ってきました(続編)」でご紹介した、私が今販売を担当している「シールハード」という商品の研修という名目で、シールハードのメーカー訪問の出張にアメリカへきています。

宿泊はアイオワ州カンシルブラフスですが、その会社はミシシッピ川を挟んだ向こう側のネブラスカ州オマハというところにあります。オマハは、日本人観光客はほとんど来ることがない都市です。

今回、せっかくアメリカへ来たので10年前に流通視察で見たときの小売業がどのようになっているのかを、ぜひこの目で見たいと思っていたところ、現地で一緒に行動をしてくれているMR.ディークが、最初の視察地に最近できたばかりのウォルマートへ連れて行ってくれました。

1

時間が短く、本来の目的のシールハードの床仕上げばかり見ていたせいか、あまり印象はありませんが、とにかく広いスペースに整然と商品が並んでおり、POPも見やすく、日本で情報に入ってくるウォルマートそのものでした。

2

ちなみに、見つかるとカメラ没収されることもあるという店内撮影ですが、こそっとやってきました。

床がピカピカですよね。これはコンクリートにシールハードの特殊加工をした床です。

MR.ディークが言うには、普通のタイルと比べ、ワックス掛けなしでこの艶を維持できるのですから、毎日・毎月の清掃コストが削減できるとのこと。これで月間の清掃費が350万(日本円)ほど削減できたとのこと。

じっくり見たわけでなく、5分ほどで出てきたので、細かいところまではぜんぜん見ていませんが、「これはすばらしい!日本にもはよ導入せな!」といえるものは見当たりませんでした。

もう一度、じっくり見たいと思っていますが、アメリカ滞在は明日まで・・・たぶん無理だろうな・・・

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まゆたまさんから先日コメントをいただき、コメントの欄がわかりにくいとのことでしたが、記事の後に何行か広告がきて、その下

|固定リンク|コメント(0)

と書いてある「コメント」の文字の上にカーソールをあわせて、クリックするとコメントの入力フォームになります。ぜひチャレンジしてみてください。

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2007年7月 4日 (水)

スパイラル

こんにちは、橋爪です。

大変久しぶりの更新です。とうとう6月は更新できませんでした。ネタは結構あるのですが、なかなかパソコンに向かって記事を書く時間が取れません・・・
7月も海外出張など忙しいので、更新されていない時は過去ログなどで勉強していってくださいね。

コスモスさんのようにコメントをいただけると、返信コメントはさせていただいておりますので、是非、皆さんもコメント投稿してくださいね。

さて、今回のテーマは「スパイラル」です。

小売業に限らず、全ての事業は、過去の取り組みからの連動で現在があります。今回、タイトルに「スパイラル」と書きましたが、この事業の過去からの連動をこう表現しています。

スパイラルには「勝ち組のスパイラル」と「負け組のスパイラル」があります。

勝ち組のスパイラル」は、過去に取り組んできたことが成功し、その成功によって新しい取り組みができ、将来の利益につながって行く状態です。簡単な一言で言うと「好循環」です。

例えば、売上が伸びる→仕入量が増える→仕入先との価格交渉が有利になり、仕入価格が下がる→売価を下げる→売れ行きが良くなる→売上が伸びる→・・・といった状況です。

このような状況においては、売上が伸びる→メンバーが達成感を味わう→意欲がわく→新たな取組みをする→売上が伸びる・・・といったスパイラルが生まれたりと、非常にいい状態が続きます。

どのお店もこんな状況になりたいものです。

逆に、一番怖い「負け組のスパイラル」があります。

それは、売場のメンテナンスが悪い→売上が落ちる→人員が減らされる→メンテナンスが行き届かなくなる→売上が落ちる・・・といった恐怖のスパイラルです。

その間、メンバーの士気は落ちていきますし、数多くの不振対策書などの報告仕事が増えていきます。

また、売上が悪い→売れないために在庫が残る→新商品が仕入れられない→売場の魅力がなくなる→売上が低迷する・・・といった在庫面でもスパイラルに陥ります。

人員削減の上に、「不振対策」と称した仕事が増え、在庫も増えるため、一人一人の仕事が追いつかなくなり、「忙しいのに売れない」という最悪の状態を招いてしまいます。

皆さんのお店・売場はどちらでしょうか?

私が、人事異動などで担当する事になった売場は、たいがい、「負け組みのスパイラル」に入りかけている売場、もしくは完全に入ってしまっている売場が多かったように思います。

私が、小売業の世界に入ったのは1993年。バブルがはじけて日本経済の下り坂とともに個人消費が落ちている最中です。その後2000年ごろからのデフレの中で、商品単価がどんどん落ちて行き、更にカテゴリーキラーの台頭なども相まって、売上予算を達成することが少なかった時代です。

今も景気は良くなったとは言われますが、新店の出店ラッシュなどで、競争は激しく、小売業に勤める皆さんにとっては、決して勝ち組企業であっても、「勝ち組」と言う実感が乏しいのではないでしょうか?

話はそれましたが、もし「負け組みのスパイラル」にはまり込んでしまっているようでしたら、どこかで断ち切らなければいけません。

売場のメンテナンスが悪い→みんなでメンテナンスする

売上が落ちる→原因を考え、できる対策をすぐ打つ

人員が減らされる→仕事に優先順位をつけ、やる仕事・やら無い仕事を明確にする。そして、残ったメンバーひとりひとりの能力を上げる努力をする

在庫が残る→売り方を見直す、価格を見直す、売れている店に振替える、それでもダメならすぐ見切り処分!

メンバーの士気が落ちる→小さなことでも、できた事・達成したことを褒め合い、小さなことでもいいので達成感を味わうようにする。その上でメンバーみんなで取り組みを行う。

このように、「負け組みのスパイラル」に入りかけたら(入っていたら)、どこかで踏ん張らないといけません。地道に続ける事で、気が付いたら「勝ち組のスパイラル」に入っていきますよ。

ちなみに、前述の私の担当したケースですが、若い時は「負け組みのスパイラル」どっぷり浸かっていきましたが、いろいろと上記のようなことに気付いて、2000年頃から担当した部署は全て「勝ち組のスパイラル」に転換できましたよ。

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