お客さんを知っていますか?
こんにちは。橋爪です。
先週はいろいろと忙しく、香川・広島・東京・千葉へ行ってきました。仕事で行っただけなので、別にどうということもありませんが・・・
出張でいろいろな地方へ行った時には、なるべくその地域の小売店を見るようにしています。色々な店を見ることは、いろいろな発見があり非常に勉強になりますよ。
さて、今回のテーマは「お客さんを知っていますか?」です。
別に、常連客と仲がいいとか、お客さんを覚えるとかいうことではありません。
小売業に勤める人たちは「お客さん」を買い物に来てくれる人達の総称として話す事が多いですよね。個人ではなく、複数の人々の集合体としての「お客さん」です。
例えば、「この店の『お客さん』は魚の鮮度にうるさい」だとか、「この店の『お客さん』は特売品ばかり買っていく」とか言う時の『お客さん』のことです。べつに、全ての来店されるお客様全てが「魚の鮮度にうるさい」わけでも無く、「特売品ばかり買っていく」わけではないのに、こういう言い方をしてしまいますね。
こういう時の「お客さん」は複数の人々の集合体としての総称であり、「魚の鮮度にうるさい」お客さんが多い、「特売品ばかり買っていく」お客さんが多いという事です。
皆さんは自分のお店・売場に買い物に来てくれる「お客さん」を知っていますか?
この地域には、
- どのような年齢層の方が多いのか
- どのような仕事をしている人が多いのか
- どの町にどれぐらいの人が住んでいるのか
- 小学生・中学生・高校生はどれぐらいいるのか
などの、地域の基礎データは皆さん知っていますか?
一昔前までは、これらを調べるには、いちいち役所へ行って、色々な部署をたらいまわしにされながら(笑)、ようやく資料を有料でコピー(もしくは書き写し)させてもらい、入手していたデータですが、今では皆さんがこのブログを見ているように、インターネットでの情報収集が簡単に出来ます。
市町村単位の人口を調べるなら、GoogleやYahoo!などで、「○○市 人口」などと打ち込んで検索をすれば、大体、役所のホームページの人口のページが表示されます。
市町村によっては、町丁(字)別人口のデータを掲載しているところも多くあります。
また、地域の主要産業や大企業の工場など大勢の人が勤めている場所があるかどうかも抑えておきましょう。
次に、「お客さん」の生活を知っていますか?
- どんな食文化があるのか
- 車での移動が多いのか、それとも電車・バス・自転車か?
- 地域行事・学校行事は?いつどんなイベントがあるのか?
などは知っていますか?
食文化は地域のローカルスーパーの品揃えからや、地域の飲食店で店のご主人に聞いてみたり、パートさんに聞いたりと、ちょっと面倒ですが、いろいろ方法はあります。
交通手段はお店の駐車場・駐輪場の駐車台数を調べると大体の比率が分かります。
学校行事はお子さんを持つパートさんの情報が一番ですが、最近は学校のホームページを調べると、かなり情報収集できます。
また、人口のデータや地域企業を抑えても、なかなか見落としがちなのが、地域の大規模な建物の建設現場です。近所で大きな建設現場があると、弁当・飲料がよく売れたり、また、意外な物が売れたりしますよ。
このように、「お客さん」を知ることができれば、その「お客さん」に合わせた、品揃え・販売方法を行うなど、確実に商売につながりますので、是非「お客さん」を知るように努力してくださいね。
特に、転勤族で地元以外の地域で勤める方や、自宅から30分以上掛けて通勤している方は、自分のお店の「お客さん」情報がなかなか入りにくいので、パートさんと話すとか、店に届く新聞の折込チラシを見るとか、意識的に地域の情報収集をしないと、なかなか「お客さん」を知ることができませんよ。
では皆さん、頑張って「お客さん」を調べて見てくださいね。
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コメント
こんにちは、コスモスさん。
またまた、更新のないブログにコメントいただきありがとうございます!
食品小売業ですか・・・
なかなか厳しいようですね。
特に加工食品などは、規模の拡大によるNBの原価低減やメーカー共同企画による特売リベートなどで、大手の価格競争力は増すばかりです。
価格競争=同質化競争=体力勝負ですので、そのまま続けていても、中小は勝てません。
生き残るには同質化競争からの転換を図り、品揃え・サービスの差別化を行うことです。そのためには、常にできたてを提供できる製造販売も戦略の一つでしょう。
小売業は地道にいろいろな手を打ち続けて、ようやくお客様に響いてくる商売だと私は思います。打ち続ける過程においては、不良材庫や廃棄ロスは当然出ます。道半ばであきらめず、体力のあるうちに、いろいろな企画を打ち続けていってはいかがでしょうか。
続ける方向が間違ってなければ、いずれお客さんに支持されていくでしょう。
短いコメントからは多くは察することができませんが、少しでもヒントになれば・・・と思います。
投稿: 橋爪 | 2007年6月26日 (火) 12時46分
こちらこそコメントをいただきありがとうございます。その上喜んでもらえてうれしい限りです。
現状厳しいです。食品小売業です。NBなどは同じものが一般小売店の仕入値以下で堂々と売られ久しいです。そりゃ安いほうに行く気持ちもよーくわかります。しかしこういうのは誰も幸せにしません。問屋、メーカーだって会社によっては泣いています。日本の企業も国際競争力をつけるために大きくならないといけない、大は大で競争しています。
NB以外の商品も探して仕入れていますがちょっと気を抜くと不良在庫化してしまうので、最近は仕入れも抑えるようになりました。しかしそれでは商売が小さくなるようで不本意です。
いっそのこと他の商売へ商売替えをすることさえ考えてしまいます。かなり以前は食品の製造もしていた時代がありますので設備投資はかかるけど製造販売にも憧れます。話がばらばらで申し訳ないです。
日本の人口は増加せず店舗ばかりが増加しているので、商圏テリトリーを広げつつあるのですが、結果はすぐに出ないので「限られたパイ」という表現をこちらの業界ではするのです。。。
ブログ上ではこの程度のことしか書けなくてすみません。
打てば響くような商売がしてみたいです!
投稿: コスモス | 2007年6月21日 (木) 22時50分
コスモスさん、こんにちは。
このブログも更新頻度が落ちてからは、コメントもいただくことが少なくなって、寂しい限りでしたが、久しぶりにコメントをいただき、大変喜んでおります。
コスモスさんはどのような商売をなさっているのですか?
短いコメントではわかりかねますが、「価格競争がないと・・・」「限られたパイの・・・」という言葉から、厳しさが伺えます。
価格競争=同質化競争ですので、競争相手との違いが明確になっていないのではないでしょうか?
「限られたパイ」と顧客を限定しすぎてはいないでしょうか?
具体的な状況はわかりませんが、このブログが少しでもヒントにつながれば幸いです。
マイペースで更新しておりますので、たまにのぞきにきてくださいね。
投稿: 橋爪 | 2007年6月21日 (木) 00時22分
プライスカードを探していたらこちらに来ました。
まだ全部拝見していませんがとても勉強になりそうです。実践していらしたからこそ納得のいく内容です。ありがとうございます。
価格競争がないと楽しい業界だと思います。小売業って。
当店はネット販売も含め、変革期で本当に困っている状態です。各種助成金を利用してコンサルタントの先生に来ていただいたりしていますが、成果が思うように上がらないのです。限られたパイの奪い合いに少し疲れはしましたがやめるにやめれないので続けるしかありません。
ではまたこちらのブログに伺います。
投稿: コスモス | 2007年6月19日 (火) 20時19分