2009年10月19日 (月)

NHKラジオに寄稿しました

こんにちは、橋爪です。大変ご無沙汰の更新です。

今回タイトルにもなっていますが、先日NHKラジオのご担当氏より、下記のメールをいただきました。(※氏名のみ伏せて原文のまま転載)

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はじめまして。私はNHKラジオセンターでディレクターをしております○○○○と申します。HPを拝見し、是非番組にご参加いただけないかと思い御連絡をさせていただきました。

ご参加していただきたいと考えているのは、NHKラジオ第1放送で「私も一言!夕方ニュース」という夕方5時~7時までの番組です。(http://www.nhk.or.jp/hitokoto/)
この番組は、毎日一つテーマを決めて、3~40分間、一般の人達のご意見を交えながら、議論し認識を深めていく番組です。
そこで、明日「安売りの先に何があるのか~スーパー生き残りをかけての闘い~」というテーマで放送をするのですが、小売業をご経験された橋爪さんが、今の激変をどう見ていらっしゃるか、その視点をぜひ番組の中で反映できないかと考えております。先程ネットで調べていてブログを拝見し読ませていただいております。今日の明日でご対応可能かどうか難しいかもしれませんが、賢い市民、賢い消費者との建設的なパートナーシップを組める小売業のあり方を考えていく上で、橋爪さんにも番組にご意見を寄せていただき、それを一般の人達にご紹介できないかと考えております。もしもお時間があり、また番組にご興味がありましたら、折り返し御連絡いただければ幸いです。

NHKラジオセンター ○○○○
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そして、生放送の時間でのインタビューは別の予定があるため無理ですが、寄稿という形であれば結構ですよ… と担当氏に電話したところ、

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番組は、「‘安売り’の先に何があるのか? ~激変するスーパー・コンビニの今~」という内容になります。ご依頼は、元小売業界で働いていた、というご経験、ご体験に基づくご意見を番組のHPまでメールで文章でお寄せいただければということです。
消費者目線からだけでなく幅広い目線をもったご意見をご紹介しながら、議論を深めていければと思っています。

①スーパーから消費不況をどう見つめていたか
②プライベートブランドが売り場を席巻していくことを、現場にいた立場からどう思うか
③小売とメーカー、小売と消費者の今後のよりよい関係をどう考えるか

この内容について、http://www.nhk.or.jp/hitokoto/のHPからメールを送っていただくか、もしくは私のこのメールにご返信いただいてもいずれでも結構です。よろしくお願い致します。
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とテーマに関する質問をいただきました。

出張中であったため、モバイルにて短時間でまとめて寄稿しました。
短時間で作成した原稿のため、今読み返せば、「もうちょっとこうしたほうがよかったかな…?」とか、思うこともありますが、NHK担当者に返信した原文をそのまま転載いたします。(※文字色はブログ用に変更しました)

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>①スーパーから消費不況をどう見つめていたか

売り手側がお客様の変化についていけていないだけだと思います。
昨年と同じ取り組みをしていたら売上は下がって当然なのが小売の世界ですが、お客様が景気悪化で急スピードで変化しているのに対し、小売側の変化がついていっていないのが現状です。ニトリ、ファーストリテイリング(ユニクロ)などはその変化に対応するのが早いため、不況を不況と感じていない企業ではないでしょうか。

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>②プライベートブランドが売り場を席巻していくことを、現場にいた立場からどう思うか

お客様は同一価値ならばより低価格に、価格が同じならより価値のあるほうに流れます。従って、プライベートブランド(PB)が売場に大量に出て行くことは必然的であると思います。
同じ販売価格でもPBは利益率が高く、メーカー商品は利益率が少ない現状では、PBの販売比率を上げることが、小売業の生き残るひとつの方策ですから。

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>③小売とメーカー、小売と消費者の今後のよりよい関係をどう考えるか

消費者は商品を見分ける目を持たなければいけないと思います。ネット社会でだいぶ商品についての情報が入手しやすい世の中ですが、まだまだ活用できている人はごく一部でしょう。
メーカーは卸・小売と協業することで生き残る道と、独自の付加価値を追求して生き残る道のいずれかになると思います。
小売は、本来の「お客様の声を聞いて品揃えする」基本を追求すべき。現状は棚割りもメーカー・卸に握られ、単なる場所貸しになっている企業が多いように感じます。
消費者・メーカー・小売業者それぞれが自立しなければいけないと思います。

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このように寄稿させていただきました。

実際の生放送は関東地区だけのようですので、聞くことはできませんでしたが、ラジオという今ではマイナーになってしまったメディアの中でも、番組製作のためにいろいろと取り組まれているんだなぁと感心いたしました。

最近はファーストリテイリングのGUから始まった激安ジーンズ戦争が話題になっていますが、皆さんはどう思いますか…?

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2009年6月23日 (火)

セブンイレブン 独占禁止法違反にて排除措置命令について

こんにちは、橋爪です。

以前、「セブンイレブン公取委調査」について思うこと という記事を書きましたが、ついに公正取引委員会からセブンイレブンが排除措置命令を受けましたね。

すべて目を通したわけではありませんが、いくつか目にしたテレビ報道では、
「セブンイレブンFC加盟店への値引き制限『不当』」
「弁当販売値下げ解禁」
「値下げにより廃棄量が削減されエコにつながる」

などの捉え方をした報道が多いように思いました。

そこへ来て、値引き販売をしたいFCオーナーのインタビュー映像などが流れ、テレビだけを見ていると、
【コンビニが値引き販売を開始し、廃棄が無くなる】
ように感じてしまうことでしょう。

正しく報道して欲しいなぁと思うのは、「値引き制限=不当」ではなく、「値引き制限を不当に行った」ことでの排除措置であるということです。

FCオーナーには脱サラしてFCに加盟したオーナーも多いことと思います。
そして、儲かると思って家族を巻き込んで始めたものの、思いのほか厳しく、家族みんなで一生懸命働いても、FC本部にロイヤルティとしてほとんど吸い取られ、苦しい思いをされているのではないでしょうか。

そんな方が、コンビニの本質をわからずに、今回の排除措置命令を「値引解禁」と捉え、値引きし始めると、ほとんどの店が数ヶ月後から、さらに非常に苦しい思いをし始めるのではないかと思います。自分で自分の首を絞める「苦しみの悪循環」が始まるのです。

すべきことは「値引」ではなく「発注精度の向上」だけです。

コンビニのビジネスモデルを理解し、その強みを生かした営業をすべきではないでしょうか。

本部も本腰を入れて発注精度の向上を行ってほしいと思いますし、優れたコンビニビジネスモデルの維持のためにも、廃棄の発生の責任分担として、損失の補填は行うべきと思います。

(早速報道発表があったようです…さすがですね)
http://www.sej.co.jp/corp/news/2009/pdf/062303.pdf

また、廃棄は減らせても毎日ゼロにすることは不可能ですので、これには値引き販売と違ったアプローチでの対策をすべきではないでしょうか。
すでに、廃棄弁当を回収し家畜の飼料化を進めている企業もあるようです。

前回の記事の時も、いろいろコメントをいただきました。
今回もお気軽に感じたことをコメントいただけると嬉しく思います!

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